この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。  

Posted by 滋賀咲くブログ at

2008年09月03日

ゴーヤの巻きひげと電話のコードの意外な関係



 職場の同僚が、清水先生に教えてもらったといって、うれしそうにゴーヤの巻きひげを持ってきました。

 突然ですが、ここで問題です。巻きひげがまいている方向は、右回りでしょうか、それとも左回りでしょうか? ゴーヤじゃなくてもウリ科の植物ならかまいません、近くにある方は、今すぐ見に行ってください。ハイ、どうぞ!

 不思議ですねえ、巻き始めと巻き終わりで、向きが逆転してたりして。この逆になっているところを「反旋点」(はんすうてん)というそうです。
 反旋点があると、引っ張る力が加わったときに力のかかり具合が分散して、反転のない場合より丈夫なのだそうです。ほほーう、ワンダーだわ!

 そこで思い出したのが、電話のコード。職場で以前使っていた電話機は、よくねじれてしまい、ときどきぐるぐると回してほどいてやらねばなりませんでした。今の電話機のコードはそうはなりません。おや、巻いている向きが中央あたりで逆になっていますわ。巻きひげに学んだデザインなのね!

 巻きひげには他にも不思議がいっぱい隠されているように思います。ぜひお子さんと一緒に観察してみてくださいね!

(なお、アサガオのように茎が巻きつく植物には「反旋点」はありません)。

参考サイト:
学研教育情報資料センター なぜなに学習相談
「観察会での疑問から」 その9 巻きひげの巻き方

(げんげん)  


Posted by 遊人里(ゆとり) at 09:00Comments(0)自然・はっけん