2009年09月12日
水のまち・郡上八幡
遅い夏休みをもらって、岐阜は郡上八幡へ行ってきました。
郡上おどりのまち、食品サンプルのまち、そして水のまちです。
谷間にある小さな城下町の真ん中を、鮎が泳ぐ清流の吉田川が流れています。
訪れたのは9月とはいえ暑い日だったので、釣り人の他に水遊びを楽しむ人も。
川べりの家には、それぞれ川原に降りる階段がつけられています。
まちの人々は昔から、豊かな水を生活にいかしてきました。
まちの至るところで、きれいな水がこんこんとわき出しています。
水舟と呼ばれる場所があちこちにあって、いくつかに仕切られ、水源近くは飲用、次はお米を洗うところ、野菜を洗うところ、食器を洗うところ、として今も利用されています。
ここは環境省の名水百選に指定された宗祇水。今では観光名所として生活への利用はされていないようですが、そのままひしゃくですくって飲むと、ひんやりやわらかくおいしい水でした。
そんなふうに飲めるわき水がまちなかにたくさんあるなんて、なんてすてき。きっとみんな大事にしているのでしょうね。
まちなかを流れる小さな水路ではたくさんの魚が見られます。
この水路を管理しているたくさんの人の名前が大きく掲示されていました。
こういう水の利用は、昔の滋賀と通じるものがあります。
今でも新旭の針江地区が「生水の郷」として有名ですね。
私の生活のそばにも、こんな水を取り戻せたらいいのにな、と思いました。
(げんげん)
Posted by 遊人里(ゆとり) at 22:59│Comments(0)
│ゆとりなひとびと
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