2009年08月22日
地蔵盆もエコ
今日は草津市内のあるお町内の地蔵盆におじゃましてきました。
伝統的な文化である地蔵盆、つまりは当然エコだったお祭りも、気がついてみれば、子どもがお菓子をもらって帰るだけの場になっていたり、供される食べ物が健康や環境に悪いものだったり、終わった後に大量のごみが発生していたり。今では決してエコじゃなく、子どものためにとりおこなわれているはずのお祭りが子どものためとは言えないようなものに変化しています。
そこで、京都のNPO法人 環境市民が、数年前より「エコ地蔵盆」を提唱しています。
今日は、「地蔵盆をエコに!」という呼びかけに応えたお町内のエコ地蔵盆を見学してきたのです。
去年までファストフードですまされていた食べ物が、今年は地元のパン屋さんのサンドイッチに。
ゲームコーナーにはありきたりのゲームではなく、町内の実行委員会の皆さんが趣向を凝らしたものがずらり。
子どもたちが長い時間、決して広くはない公園でずっと楽しそうに過ごしていたのが印象的でした。
小豆や大豆を箸でつまんで移す「あずき魂」
トイレットペーパーで作ったこよりをねらって噴射、落ちた景品が当たる「燃えろ水鉄砲」
一番上の空き缶だけを倒す「しゅりけん忍者」
穴にお手玉を入れた数だけお菓子がもらえます
なんと「輪投げ'09」の的はみんなリユースびん!
子どものためのお祭りに「エコ」はぴったり。
今年は1年目の取組なので、ごみの減量やゲームの景品の内容については課題が残っていましたが、子どもたちがエコに遊んで地域との絆を深めたという意味では大成功のようでした。
お町内の実行委員の皆さんの、子どもを楽しませたいという強い想いがとてもよく伝わってきました。
今年のエコ地蔵盆には、京都市内では15の町内が参加したそうです。滋賀ももっと増えるといいな。
取組のわかりやすい手引き書は請求すればもらえますので、ご関心のある方はぜひどうぞ。
(げんげん)
Posted by 遊人里(ゆとり) at 23:59│Comments(0)
│ゆとりなひとびと
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