2008年12月22日
冬のカボチャって

昨日のカボチャの話の続きです。
「夏にとっておいたカボチャ、どうもなってなかったわ♪」と同僚が、カボチャの煮物が入ったお弁当箱を見せてくれました。
すばらしい、それが伝統的な冬至のカボチャの食べ方ですね。
昨日の記事の中に、うっかり書き忘れたことがあります。
輸入物ではなく国産のカボチャを選ぼうと書いたのですが、国産のカボチャでも石油を燃やした温室育ちなら、やっぱり問題アリです。
本来は夏にできるカボチャを冬につくろうと思うと、わざわざ温めてやらねばなりません。夏野菜を冬にハウス栽培すると、数倍から数十倍のエネルギーを使うそうです。
〈参考〉(財) 省エネルギーセンター 食の省エネブック 旬と産地を要チェック
海を渡ってくるものは輸送エネルギーを無駄遣いしていて、ハウス栽培なら化石燃料の燃焼によるエネルギーの無駄遣い。
旬の時期でない野菜を食べることは、とても地球に負担をかけているのです。
ところで、自然なサイクルでは、人間にとってちょうどいい時期に野菜はできるようになっています。
トマト、ナス、キュウリなどの夏野菜には体を冷やす効果があり、大根などの根菜とホウレンソウなどの葉物といった冬野菜には体を温める効果があるのです。
わざわざ自然に逆らった時期に食べることは、体にもいいことがないのですね。
冬場にほくほくカボチャを食べるのがお好きな方、これからは秋とれのサツマイモにされてはいかがですか?
(げんげん)
※カボチャの種の利用法はこちらをどうぞ。
Posted by 遊人里(ゆとり) at 22:00│Comments(0)
│子どもと私のためのエコ
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