2009年01月22日
ヤツデの実
絵本づくりのとき、自然の中からおもしろいものを持ってきた人がいました。
これ、なんだかわかりますか?
葉っぱのお面づくりに使った、ヤツデの実なんです。30cmぐらいの大きいのを持って帰ってきて、みんなに素材として分けてくれました。
プログラムの終了後、それがまだ余っていました。自然の中に還そうと思いましたが、すぐにうっちゃるのはかわいそうな気がして、小さくカットすると家に持ち帰ってコップに生けてみました。「おもろいもんがあるー」と家族がよろこんでました。
かわいいので、調べてみました。これが花の終わった後、実がふくらみ始めたところです。頭にぴょっぴょっと出ているのがめしべのなごり。ヤツデの花は自家受粉を避けるために、先におしべが成熟して、それが散ってからめしべが成熟するのだそうです。植物の知恵ってすごい!
こちらがもっとふくらんだ実。濃い緑色になってまるまるしています。
もっと待つと、黒い実になるようです。そして鳥のごはんになると。見てみたいなあ。
持ち帰ったおかげで、観察と勉強ができました。
ところで、自然の中では「生きているものはとらない」「必要なものを必要な分だけとる」というルールがあります。
今回はちょっととりすぎでしたね。
せめて枯れるまでは楽しんで、枯れたらコンポストにしようと思います。
(げんげん)
Posted by 遊人里(ゆとり) at 23:00│Comments(0)
│自然・はっけん
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