2008年08月02日
青い「ぎんなん」みっけ
青々とした葉っぱのイチョウの木を見上げて、若い「ぎんなん」を発見しました。
ここは瀬田の琵琶湖養育院病院前。少ないけれどイチョウの並木が続いています。
イチョウは雌雄異株の植物。ぎんなんがなるのは雌の木だけです。多くの生きものがそうであるように、雄の方が数が多くて、雌の木は並木道にもあんまりないのが通常なんですが、ここは違う! 並んだ木の半分以上、いや三分の二近くにはぎんなんがなっていました。めずらしい!
こんなじっくり見られることもめずらしいので、少し観察してみました。ブドウのように固まっていっぱい実をつけるのですね。へえー。
熟してきたら臭くて近寄りがたくなるから、ゆっくり見るなら今のうちですね。
ところで、街路樹のイチョウに雌の木が少ないのは、生物学的な理由の他に、もう一つの理由があるそうです。ご存じのとおり、熟したぎんなんはおそるべき悪臭を放ちます。それが嫌われるため、イチョウの木がまだ小さいうちに、すべてに「雄の木を接ぎ木してしまう」ことがあるのだそうです! ええええーっ、無理やり性転換!? ひどい、あんまりだ。人間って勝手ですね……。
Posted by 遊人里(ゆとり) at 22:01│Comments(0)
│自然・はっけん
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