カナブン? アオドウガネかね?

遊人里(ゆとり)

2009年07月14日 23:59



 うちのマンションにやってくる生きものシリーズその2。

 夜になると、階段によく落ちています。階段はコンクリートの打ちっ放しで、蛍光灯で白く光るため、どうやら光に惹かれてやってきて出られなくなるようなのです。

 わーい、今夏もカナブンが来たぞ、とつかまえて家族に見せると、「あ、アオカナブンだ」と言うのです。
 アオカナブン? そんな虫は知らん。正確な名前を確かめるために、愛用している「昆虫エクスプローラ」のサイトで調べてみました。

 写真で見ると、アオカナブンはちょっと細長い体型らしい。じゃあ、これはちがう。やっぱりカナブンでは?
 カブトムシ・コガネムシの仲間のページの写真をいろいろチェックしていると、よく似ているやつがいました。

 アオドウガネ。きっとこれです。背中の三角の形がそっくり。私の撮った写真には写っていないけれど、頭や触覚の形もそっくり。お腹には毛が生えています。
 そうですか、あなたでしたか。

 成虫は様々な植物の葉を、幼虫は植物の根を食べるそうです。
 うちの植木鉢を掘ると、よくこの幼虫らしいやつが出てきます。似ている別のコガネムシの仲間かもしれませんが。
 でも、ラズベリーの木の元気がなくなって、息も絶え絶えになったとき、鉢の表面にふらふらになった幼虫が3匹はい出してきたことがありました。これはアオドウガネの幼虫に根っこをかじられたのですね。その小さな木はかわいそうに枯れてしまいました。虫もおだぶつになりました。こんな小さな木に寄ってたかって3匹で食らいついたらあかんに決まってるやろ!と、そのときは同情もできませんでしたが。

 うーん、害虫なのかぁ。
 と思っても、見るとかわいいし、やっぱりうれしい。フクザツ。

 ちなみに、植物に害のあるコガネムシ類とそうでないものの違いは、背中の三角で見分けられるみたいです。詳しくはこちらをどうぞ。

 害がないコガネムシの仲間(ブルーベリーノート)

(げんげん)


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