カナブン? アオドウガネかね?
うちのマンションにやってくる生きものシリーズその2。
夜になると、階段によく落ちています。階段はコンクリートの打ちっ放しで、蛍光灯で白く光るため、どうやら光に惹かれてやってきて出られなくなるようなのです。
わーい、今夏もカナブンが来たぞ、とつかまえて家族に見せると、「あ、アオカナブンだ」と言うのです。
アオカナブン? そんな虫は知らん。正確な名前を確かめるために、愛用している「
昆虫エクスプローラ」のサイトで調べてみました。
写真で見ると、
アオカナブンはちょっと細長い体型らしい。じゃあ、これはちがう。やっぱり
カナブンでは?
カブトムシ・コガネムシの仲間のページの写真をいろいろチェックしていると、よく似ているやつがいました。
アオドウガネ。きっとこれです。背中の三角の形がそっくり。私の撮った写真には写っていないけれど、頭や触覚の形もそっくり。お腹には毛が生えています。
そうですか、あなたでしたか。
成虫は様々な植物の葉を、幼虫は植物の根を食べるそうです。
うちの植木鉢を掘ると、よくこの幼虫らしいやつが出てきます。似ている別のコガネムシの仲間かもしれませんが。
でも、ラズベリーの木の元気がなくなって、息も絶え絶えになったとき、鉢の表面にふらふらになった幼虫が3匹はい出してきたことがありました。これはアオドウガネの幼虫に根っこをかじられたのですね。その小さな木はかわいそうに枯れてしまいました。虫もおだぶつになりました。こんな小さな木に寄ってたかって3匹で食らいついたらあかんに決まってるやろ!と、そのときは同情もできませんでしたが。
うーん、害虫なのかぁ。
と思っても、見るとかわいいし、やっぱりうれしい。フクザツ。
ちなみに、植物に害のあるコガネムシ類とそうでないものの違いは、背中の三角で見分けられるみたいです。詳しくはこちらをどうぞ。
害がないコガネムシの仲間(ブルーベリーノート)
(げんげん)
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