のっとる木いちご

遊人里(ゆとり)

2009年05月17日 22:15




 昨日ご紹介したツツジの花は、瀬田北小学校のそばで撮った写真です。
 そこのツツジの植え込みで、不思議なことが起こっています。
 ツツジを乗っ取るような勢いで、何かが生えているのですよ。



 うーん、見覚えのある花。これは……木いちご?
 そんなふうに見えますが、確信がありません。実ができればわかるだろうと、引き続き観察を続けることに。






 そして……ついに!


 やっぱり木いちごでした。受精がうまくいかなかったのでしょう。歯抜けのような実の付き方です。でも、木いちごです。
 ひとつ失敬して、ぱくっといただいてみました。うん、甘酸っぱい。おいしい。
 おそらくクサイチゴ(バラ科キイチゴ属)だと思いますが、定かではありません。ちなみにクサイチゴというのは、草本(草のこと)のように見えるから「クサ」と名付けられたけれど、木本(木のこと)だそうです。

 それにしても不思議なのは、なぜこんなところにこんなふうに木いちごが生えているのかです。
 一カ所だけちょっと出ているというならまだしも、長く続いているツツジの植え込みに、やはり長く場所を占拠して生えているのです。
 そこで、仮説を立ててみました。
 「どこかで木いちごを食べたムクドリが集団でやってきて、この上の電線に並んでとまった」
 うん、そうか、そうだよきっと、そうに違いない!
 そう思って再度見に行くと、上に電線はありませんでした(笑)。

 これ、このあとどうなるんでしょうか。
 ツツジが枯れちゃって、木いちごの茂みに変身するのかなあ?

(げんげん)

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