どんぐり三昧
私の職場は自然の好きな人が多いので、この季節、出張に行くたびに誰かがどんぐりを拾って帰ってきます。
「はい、おみやげー」と受け取ったどんぐりの、種類を調べるのがお留守番していたスタッフの使命。植物図鑑やどんぐりの図鑑を開いて、みんなでわあわあ言いながら調べます。
「これはシラカシ」「ええ? この葉っぱはアラカシでしょう」「あ、そうそう、アラカシ」
「この葉っぱはどんぐりくさいんやけど、実が落ちてなかったんや」「たしかにどんぐりっぽい」
「なんじゃこの長いどんぐり!? ありえない!」「葉っぱからしたらコナラでしょう」「だってコナラのどんぐりはこんなに細長くない! 殻斗(かくと)はないの?」「それしか落ちてなかったんですー」
どんぐりはほとんどの場合、それだけ見ても種類はわかりません。逆にどんぐりと葉っぱと殻斗(帽子)の三つそろえば、だいたいの場合は判断がつきます。だけど、意外と個体差も大きくて、中途半端な葉の幅とかどんぐりの形や大きさに頭を悩ませるのもしょっちゅうです。
こんなことばかりやっているので、毎年少しずつ、見分けのつくどんぐりが増えてきました。日本にどんぐりは20種類ぐらいあるようですが、そのうち半分ぐらいはなんとなくわかるようになった……ような気がする(気がするだけかも)。
見分けがつくようになれば、どんぐり拾いがますます楽しくなります。毎年1種類ずつでも、チャレンジしてはいかが?
おすすめ→「
ちいさな森のどんぐり屋さんのHP」
(げんげん)
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