虫好きにはファーブル展♪

遊人里(ゆとり)

2008年08月24日 09:28




 琵琶湖博物館の「ファーブルにまなぶ」展に行ってきました。

 「昆虫記」を書いたファーブル。日本では人気の科学者ですが、本国フランスではかなりマニアックな存在だそうです。日本人みたいに虫の好きな民族はめずらしく、フランスでは虫を研究しているというと相当な変人扱いをされるのだとか。
 展示ではファーブルの虫の観察装置の紹介や、虫の標本、日本で発展した現代の昆虫学など幅広いものを扱っています。あこがれのフンコロガシも見ることができ、まったく虫好きにはこたえられない展示! わくわくぞくぞくしながら楽しませてもらいました。



 見ていると、虫に題材をとった文学や工芸品もあり、日本人ってやっぱり虫が好きなんだなあと思いました(写真は竹でできた虫)。最近では虫の嫌いな人も多いけれど、伝統的な日本の文化には「虫を愛でる」習性があるみたいです。「となりのトトロ」は外国で上映されるときには、バックに入っている虫の声がカットされているそうですよ。外国人には虫の鳴き声は騒音にしか聞こえないのだと言います。なんてもったいない……。

 意外なところで私のツボにはまったのは、昆虫をモデルにした仮面ライダーとバルタン星人です。言われてみればそんな顔!っていうのがめちゃめちゃおもしろかった。

 ファーブル展は8月31日までです。近代美術館でも「ファーブル昆虫記の世界」展をやってます。虫の好きな人は必見ですよ!

(げんげん)

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