見てるようで見えていないもの
自転車で散歩中、気持ちのいい木陰があったので、長等小学校の裏の疎水べりでお弁当を食べました。
日陰をつくってくれていたのは、サクラの木と、プラタナス(スズカケ)っぽい木。葉っぱの形からしてプラタナスみたいだけど、樹皮はもっと白くなかったっけ?と思いつつ、お弁当を広げてもぐもぐ。ぼんやりと足下に目を落とすと、アリやダンゴムシが歩き回っています。
そのうち、なにやらもしゃもしゃと茶色い毛玉がそこかしこの石に貼り付いているのに気づきました。なんじゃらほい。不思議に思いながら、もぐもぐ。
突然、はっと気づきました。あっ、これ、スズカケの実が分解したときのふわふわだ! そこでぱっと見上げると、おお、スズカケの実がいっぱいぶら下がっているじゃあーりませんか。おー。なんと、最初にここに座ったときには全然気づかなかったのに!
普段、見ているようで見ていない、感じているようで感じていない自然って、いっぱいあるのだろうなと実感しました。
プラタナスと呼ばれる木には、スズカケノキ、アメリカスズカケノキ、モミジバスズカケノキの3種類があるそうです。私にはどれがどれだかわかりませんが、葉っぱの形と樹皮が大きくぱりぱりはがれた様子から、プラタナスというのはわかりやすいと思います。ぶらさがった大きな丸い実は子どもに人気です。見つけたら、にぎったり、投げたり、転がしたり、つぶしたりと、遊んでみてくださいね。
(げんげん)
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